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最前線の仕事が体験できる!TOAのインターンシップって?

毎年夏や冬の休暇時期に、各企業が学生に向けて就業体験の機会を提供するインターンシップ。
駅や空港など公共空間の音と映像を手掛ける私たちTOAでも、開発職の仕事を体感できるインターンシップを実施しています。2022年も全国各地の学生が1週間から2週間の日程で参加してくれました。
その魅力や独自性とは?実際にインターンシップを通じてTOAへの入社を決めた青山さんと池さんに体験談を伺いました。

音と映像のインターンシップ、そこで得られるものとは?

青山:とにかく、TOAのインターンシップは“学生が何を学べたら嬉しいか”を考えてカリキュラムを組んでくれるんです。

池:学生が知りたいのは、企業の本当の姿、本当の仕事の様子です。TOAのインターンシップは実践に近い形でそれを伝えてくれるんですよ。

開口一番伝えてくれたのは、学生目線から音と映像の技術コースが作られている点。実際に2人はどのような内容を体験したのでしょうか。

青山:私が参加したのは高齢者向けスピーカーの聴取実験ですね。TOAのスピーカーと一般的なスピーカーからランダムな単語を流して、その聴こえやすさを調査したり、実際にショッピングモールなどのスピーカーから流れる音がどのような場合に聴こえにくくなるかなどを調べました。TOAの実際の製品を使い開発の現場の設備を使った実務的な実験内容と、その理解を深めるためのフィールドワーク。TOAの製品に精通していない学生でも、しっかりとその目的や商品の社会的な役割を学ぶことができるカリキュラムでしたね。

池:私の場合は、設計開発のカリキュラムに参加しました。インターンシップというと1日~3日のものが多く、私はこうした短い期間では企業の内実はわからないと思っていたので、TOAの10日間に及ぶインターンシップは魅力的でしたね。カリキュラム内では自らCADを使って筐体(きょうたい)を造り、そこに同じくインターンシップに参加していた学生が設計した回路を組み込むという作業を体験しました。その過程でTOAの従業員の方々が、筐体の強度や構造についてアドバイスをしてくれました。一見強そうな構造が実は弱かったり、十分な強さがないように見える構造なのに意外と強かったり、学生時代の知識や技術では到達できない、もしくは見逃してしまっていた数多くの知見を得ることができて、本当に目から鱗の気分でした。「インターンシップに参加しただけの、TOAに入社するかどうかもまだ決まっていない学生にここまでの指導をするのか」と感動したのを覚えています。そしていよいよ私が造った筐体に他の学生が造った回路を組み込むことになったのですが、回路設計の学生から提供されたのは当初予定したサイズと大きく違うもの。その時も従業員の方は、“開発の仕事をしていればこんなトラブルはつきものだよ”と笑ってアドバイスをしてくれました。仕事の上辺だけでなく、ありがちなトラブルやそれに対応する気構えまでを自ら示し、教えてくれたこともあって、TOAが実直な企業であるという印象を持ちました。

皆さんの結構身近に存在している“TOA”を知っていますか?

「就職活動を始めるまで、TOAを知らなかった」という学生がほとんど。社名は知られていなくても、じつは学校や病院、公共施設や駅・空港など、日常生活の身近な場所でTOAの製品は活躍しています。
インターンシップに参加した学生は、どのようにしてTOAを知ったのでしょうか。

青山:ゼミの教授に紹介されるまで、TOAのことはほとんど知りませんでした。でも、放送機器や映像機器をつくっていると知って、研究室の中の設備を調べてみたらいくつもTOAの製品がありました。TOAのインターンシップに興味を持ったのはそこから。ただそんな調子でしたから、インターンシップ中にTOAが開発している非常用放送設備のテスト放送があった時に、「火事です!」の警告を聴いて思わず逃げ出してしまったことがあります(笑)。

池:私は出身が高知県なのですが、日頃から南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練があり防災に対する意識をもって生活していました。就職活動を前に地元に貢献できる仕事がしたいと、ネットで「音 防災」と検索してTOAにたどり着きました。調べてみると東証一部(現プライム市場)上場の企業であること、空港や駅などの公共の場で起こる音の問題にソリューションを提供する、社会貢献度の高い事業を行っていることがわかって、参加を決めました。

TOAに入社しよう!と思ったきっかけは?

インターンシップを通じて、さまざまな印象の変化や発見があったという2人。では、インターンシップを経てTOAに入社しようと決意したポイントはどこにあったのでしょうか。

池:最終的なところは人です。TOAを訪れる前は規模の大きな企業ということで、完全に分業されていて部署同士の関わりなども薄いのではないかと思っていましたが、実際には従業員が年齢や部署の壁を超えて、製品を良くするために何度も膝を突き合わせて相談する様子が見られました。学生への姿勢についても、「インターンシップだからなんとなく形にして提出すればいい」といったものでは全くなくて、何度も「TOAとしてのクオリティが保てているか」という点を確認されました。開発の熱意を従業員がそれぞれに持ち、共有し、学生であっても真摯に向き合うという風通しの良いこの企業であれば、心地よく仕事ができるのではないか、と思ったのが入社を決意した理由ですね。

青山:私もTOAの人に惹かれて、入社を決意しました。何より会社の人々の誰もが自らの手がけた製品が、“社会のどこでどういった人の役に立つのか”を本当に楽しそうに、そして自信を持って語ってくれるんです。自分の仕事が楽しくて、誇りを持てるって素敵ですよね。これからインターンシップへの参加を検討する方にも、この人の魅力を感じてほしいと思います。

学校での学びは仕事に活かせる?

インターンシップに参加する学生の多くが抱く「学校での学びを企業で活かせるのだろうか」という悩み。実際TOAに入社した2人は、学生時代どのような研究を行い、またその成果はTOAでの業務に生かされているのでしょうか。

青山:私が現在行っているのは、データマネジメントに関する業務で、これはTOAが保有している各種機器・設備のクラウドデータを見える化して、有効活用していこうというもの。学生時代は音響に関する研究を行っていたので、現在の仕事内容と密接に関わっているわけではありませんが、音響データを解析し理解するために学んできた統計学などの知識は、現在もしっかりと活かされています。現在の仕事で必要となる、論理的な思考力なども、やはり学生時代の研究を通して培われてきたものだと思います。

池:私は学生時代に、サイクロンの研究をしていました。現在は自主設計や板金設計、基板の配置などの機構面の仕事をしていますので、やはり直接的な関わりはないですね。ただし、学生の頃に行っていたサイクロンの空気の流れは“目に見えない力”であり、現在開発している音響機器がつくり出すのも音という目に見えない力。その共通した性質のものを自らが追い続ける仕事をすることが、私の原動力になっていますね。それに、新しいものをつくり出す創意や問題解決のための思考のプロセスなどは、やはり今の仕事でも十二分に活用できていますよ。

「最前線の研究開発&信念を伝えたい!」インターンシップに寄せる人事&現場の思い

TOAのインターンシップを取り仕切る、人事部インターンシップ担当の八木さんにお話を伺いました。

八木:TOAのインターンシップのコース内容は、TOAがこれまで培ってきた事業や、これから未来へ向けて伸ばしていきたい事業の中から、学生の皆さんに興味を持って取り組んでいただけるテーマになるように組み立てているんです。つまり、インターンシップとはいえ、扱っているテーマはTOAの研究や製品開発の最前線のものであり、これからのTOAの価値を創造していく内容なのです
また、無響室や最新の開発設備をそのまま用いて、実際の開発担当者が学生の指導にも当たります。青山さんや池さんが言ったような、製品作りや研究に懸ける熱意は、まさに常日頃のスタッフが抱いているもの。特に製品の品質確保については、私たちは他のいかなる企業にも負けない品質の高さを確保していいますから、その「TOAクオリティがどのような技術・想い・人で成り立っているのか」を学生の皆さんしっかりと体感してほしいですね。

「人と社会に貢献する仕事」を私たちと一緒に

最後に、お二人に就活生に向けたメッセージを伺いました。

池:就活では「自分にあっているかどうか」を考える方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは「自分のしたいこと」に目を向けてみるのも大切です。実際に、技術や知識は入社後学ぶことができますからね。インターンシップにも「何かすごいことをしてやろう、学んでやろう」と意気込むよりも、「一つでも学べればいいな」といった気軽な気分で参加する方がかえって発見が多くなるものです。就職先は膨大で、音や映像に関連する会社だけでも多彩にありますが、社会に貢献するという意味合いでは、TOAは他の企業より一歩先んじていると思っています。皆さんの中にも、こうした「仕事を通じて人や暮らしの役に立ちたい」という思いがあれば、きっと心に響く体験ができると思いますよ。

青山:そうですね。目標が近しい方はきっと、入社後も楽しくやりがいを持って働けますね。その上で私が伝えたいのはTOAの人をみてほしいということ。私もTOAの現場を見て「この人たちと働きたい!」と感じたのが入社のきっかけですから。ぜひインターンシップや就職イベント等に参加して、TOA従業員がどれほどイキイキと働いているか、実際に確認してみてくださいね。

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