オトノハナシしませんか_ティーオーエー
私たちの周りにあふれている音。 普段は当たり前と思っている音の中には 私たちのまだ気付いていない“チカラ”や まだ解明されていない“ナゾ”があるのです。
TOAが探求して届ける“音”は 人と人の絆を結ぶものでもあるんです。 快適な音づくりを目指す人やそれを使う人。 音にまつわるさまざまな人々がつむぐ物語をご紹介します。
私たちが毎日使っているスマートフォンやWeb会議ツール…。これらから聴こえてくる音声は、通信設備を介したネットワークを経由して私たちの耳まで届きます。 でも、本来空気の振動である「音」が、どうやってネットワークを通じて送られているのか、疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。 今回の「オトノハナシ」では、その仕組みと進化についてご紹介していきます。 ネットワーク伝送の基礎知識 オトノハナシでも何度かお話ししてきたように、「音」は空気などを媒体として伝わっていく振動です。
イベントや集会で大勢の前で話したり、歌を歌ったり、録音をしたりとさまざまな場面で活躍するマイク。 このマイクには、用途によっていくつかの形状があることを皆さんご存知でしたか? 今回のオトノハナシでは、普段何気なく使っているマイクの仕組みを知り、用途やシチュエーションによって使い分けることで、聴く人にしっかり音や声が届くコツを紐解いていきます。 マイクの役割と仕組み マイクの正式名称は「マイクロホン」といって、音(空気の振動)を拾って電気信号に変える装置です。実は、私たちが
私たちの身の回りにあるラッパ型のスピーカー。 みなさんはその形について考えたことはありますか?真ん中に円筒形の筒が入っているものもありますが、その部分にはどんな役割があるのでしょうか。 今回は、普段何気なく見かけるスピーカーの構造についてのお話です。 ラッパ型スピーカーの種類と「ホーン」の役割 私たちがよく目にするのは、イベント会場などで人々の誘導に使われるメガホンや、街中に設置された防災行政無線のスピーカー。これらの形状には、大きく分けると2つの種類があります。 一つは
今年で創業90年を迎え、駅や空港商業施設や学校など皆さんに身近な公共空間の音響機器を手掛けるTOAですが、カメラなどの映像機器事業も40周年を迎えました!設計から開発、販売まですべて一貫して行っています。 放送設備と同じく、普段あまり意識されていないかもしれませんが、駅構内や商業施設の駐車場、大きな公園内でも、TOAの防犯カメラが皆さんをそっと見守っているのです。 でも一見、音響機器とカメラって関係ないようにも思えませんか?もともと音響機器の開発をしていたTOAが、なぜカメラ
秋晴れで迎えた11月19日。神戸の中心地、三宮では「神戸マラソン2023」が幕開けを迎え、出走を控える2万人のランナーたちがそれぞれ緊張や期待、不安の面持ちでスタートを待っています。 この舞台裏でマラソン大会の成功を願い、奔走しているのが私たちTOA。大会を音で支え、感動の瞬間を彩る役割を担っています。今回のオトノハナシでは、事前準備を含めた3日間、普段は裏方として活躍しているTOAの音響チームに密着しました。 大会開催一週間前 24連結のホーンアレイスピーカー、中型ホー
兵庫県教育委員会が主催する、中学2年生向けの体験活動週間「トライやる・ウィーク」。 学校と地域が協力し、職場体験などを通じて、生徒さんたちの「生きる力」を育む取り組みです。1998年から続くこの取り組みに、TOAは初年度より賛同し、生徒の受け入れを行ってきました。このような中学生向けの職場体験は、名前こそ違えど、さまざまな地域で実施されているのではないでしょうか。 私たちTOAは 「知る人ぞ知るニッチなメーカー」。そのため、生徒さんたちにはTOAでしかできない「特別な体験を
コンサートに音楽フェス、スポーツ大会、パレード…。大きな会場で行われるイベントに参加して、会場全体が一つになったような一体感を体験したことはありませんか?そんなとき、心を揺さぶる決め手となるのが迫力満点のサウンドです。 一方、座席によってはコールやアナウンスが周りの騒音にかき消されてしまったり、複数の音が重なるせいで聴き取りにくかったりして、せっかく現地に行ったのに臨場感を味わえないことも。 今回の記事では、すべての座席に均一な音を届けるために採用される音の「ラインアレイ効果
もし、大型の商業施設や公共施設で火事や地震に遭ってしまったら…みなさんは、冷静に自分のとるべき行動がとれるでしょうか? こうしたもしもの事態で、命を守る道しるべになるのが、火災発生をシグナル音と音声メッセージで伝える”非常用放送設備”。でもいざという時にどのタイミングで避難を開始したらいいのか、確実に避難誘導するためにどのように操作したらいいのか、わからないという方もいるかもしれませんね。 今回のオトノハナシでは、TOAで非常用放送設備の開発プロジェクトに携わる西尾さん、向井
駅や公園、ショッピングセンターなどでよく耳にするアナウンス放送。じつは放送するために、かなりの労力とコストがかかっていること、ご存じでしたか?! とくに大規模な施設では、バリエーションの異なる放送を日に数十回行うことも。 その度に、担当のスタッフが自分でマイクを握ってアナウンスを行ったり、あらかじめ放送用の音源を作るためにアナウンサーの方に依頼して録音したり、と施設運営者の方にとっては大きな負担がかかってしまうのです。「これをなんとか解消できないか」「もっと簡単に気軽にアナウ
子どもの頃に観た人形劇、皆さんは覚えているでしょうか? 表情豊かな人形たちに、つくりこまれた細かい仕掛けや、演者さんの多彩な声の表現。物語にどんどん引き込まれて、いつのまにか自分が主人公になったかのように夢中になってしまう…人形劇のもつ不思議な力は、さまざまなコンテンツが溢れる現代も変わらない普遍的なものかもしれません。 そんな人形劇、じつはTOAもオリジナルの物語をつくって全国各地で公演していること、ご存じでしたか? テーマは“音と防災”。子ども達とまわりの大人の皆さんが
入学式や入社式などのセレモニー、研修や講演会などの機会が多いこの季節。でも、こうした広い会場でのスピーチの際に「どうにも自分の声が届いていない気がする」「声がくぐもって聴こえにくい」と感じたことはありませんか? 実はスピーチの声の届きやすさや聴き取りやすさは、会場そのものの条件が大きく影響するんです。キーワードとなるのは「反響」と「残響」。スピーチをされる際には、本記事でお伝えするこの2つを意識してみてくださいね。 そもそも音の「反響」と「残響」とは? 普段、私たちが話し
コンサートやイベント時の人員整理、選挙演説などでも使われる電気メガホン。地震や火災など非常時の避難誘導でも、人の命を守るためにその力を発揮します! 実はこの電気メガホンを世界で初めて開発したのがTOAなんです。 TOAのメガホンは、イベント施設や公共施設はもちろん、救急車や消防車、旅客機にも搭載され、多くの人々の避難誘導に貢献してきました。 でも、“使っている姿を見かけたことはあるけれど自分自身は使ったことがない”という方も多いのではないでしょうか? もしもの時に、すぐに
サッカーや野球、バスケットボールなどのスポーツ観戦。選手たちが華麗なプレーをみせた時や得点時には、会場がワッとひとつになって湧き上がります。あの興奮と感動は、スタジアムやアリーナで観戦するとより一層強く感じるものですよね。そんな会場の一体感を醸成するために、「音響設備」が大切な役割を担っていることをご存知でしたか? 私たちTOAは、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「西宮ストークス」のパートナーとして、西宮ストークスのホームスタジアムで開催するTOA pres
教室で過ごす時間のうち、その多くは「聴く」時間。先生の話す声やデジタル教材の音源、校内放送など、子供たちは学校生活の中で多くの音を聴いています。 特に授業中の音は、子供たちが学びを深め、将来に役立つ知識を得たり、必要なスキルを身につける上で重要な役割を持っています。この “授業中の音の聴き取りやすさ” が子供たちの学びに深く影響することを、皆さんはご存じでしたか? 今回のオトノハナシでは、子供たちが学習する教育環境を音でより良くしようと目指す、TOAの取り組みについてお話しし
神戸マラソンは2011年より神戸市内で毎年開催されているマラソン大会。 自分のために走るだけでなく、阪神・淡路大震災から復興した兵庫・神戸の姿を広く発信し、手を差し伸べてくださった国内外の方々や地域の人々への感謝の気持ちを伝えたいという思いのもと、開催されています。 コロナ禍の影響から、2020年、2021年度の大会は残念ながら延期されてしまったものの、招待選手やゲストランナーに加え、この日を待ちわびた2万人ものランナーが参加して2022年11月20日には3年ぶりとなる第10
高校や大学、あるいは社会人となると、プレゼンや会議、研究発表や就職活動など「人前で自分の意見や資料の意図を話す」機会が増えてきます。 しかし、中には「緊張してしまってうまく話せない」「自分の言葉が伝わっているかわからない」といったお悩みを持つ方も多いのでは? 今回の「オトノハナシ」は、そんな皆さんに「相手に伝わる話し方」のコツをお届けします。 発声のプロが語る、伝わる・伝える話し方 初めにお話を伺ったのは、声を使って活躍する「話し方」のプロ。大阪を中心に、アナウンサー、